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 ■機上研削に関するQ&A 
 
1.主軸テーパ穴を再研削すると硬化層がなくなってしまうのでは
 @主軸テーパ部の硬化層  
  一般的に主軸材質は浸炭鋼、窒化鋼、セラミック等を使用しています。
  熱処理は浸炭、窒化、表面処理でメッキをしています。大半は浸炭、窒化で硬化深さは0.5mmでHV600以上   の指定をしていますので、片肉0.2までは十分硬化層があると当方では認識しています。
 A研削量  
 径方向の研削量は測定出来ませんが、Z軸の後退値を測定すれば研削量は計算出来ます。
 過去の実績でNT40の後退量は0.05〜0.3、NT50の後退量は0.05〜0.4程度です。 後退量0.4で計算しても片肉 0.066研磨量になり硬化層がなくなる事はありません

2. ATC調整する必要があるか
  厳密に言えばゲージラインが後退した数値だけ調整する事になりますが、0.5程度はATCを行う時に遊びがあ  りますので、調整しなくても問題なくスムースにATCが出来ます。気になるならATC調整すればベストです。
 
3. クランプ力の低下は
  皿ばねを使用していますのでたわみ量の関係でクランプ力は低下しますが、問題は無いと認識しています。   過去の実績から現状のクランプ力はNT40で350kgf〜1500kgf、低下は0〜150kgf、NT50で800kgf〜3500kgf。    低下は0〜250kgf程度で再研削してもクランプ力が極端に低下した事は過去にありませんが、倍力機構(ト    グル)を使用いる場合は極端に低下する可能性があります。又工具脱は現状よりZ軸の後退値の分だけ押   出量が増えますが問題はないと認識しています。
 
4.どの程度の精度が出るのか
 主軸は主軸台、研磨装置は砥石台で機械を内面研削盤に見立て主軸テーパ穴を機上で修正します。主軸組、 引上げ装置に問題点が無ければ、主軸の口元のフレは0に近く、300mm先端で0.01位内程度に出ます。但し、 横中グリ盤に関しては中グリ軸がフライス軸の中に入っているため精度は口元のフレは0.01、300先端で0.02程 度で、M/Cの様な精度は出ません(フレ精度は中グリ軸とフライス軸とのクリアランスで決まります。主軸のフレ の原因の90%は主軸テーパ穴が主軸BRGに対して、真円度、同心度、角度の円筒度が狂っています、
5.面精度は
 NT50でRa0.1μm程度 ▽▽▽の上 ▽▽▽▽の下簡易粗さ計で測定 データ参照
指平の感触ですべすべ、爪立てると若干のひっかかり

6. 求める精度(精度検査の許容値)が出なかったら
  機上研削を施しても求める精度(精度検査の許容値)が出ない場合は原因を調査し修理指示をします。それ  で出なかった場合は工事費は請求しませんが、経費(運搬交通費、高速代、宿泊費)は御負担下さい。
  機上研削を施して現状の精度より悪くなる事はありません

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